お父さんのための子育てハッピーアドバイス。
言わずもがなの、明橋大二さんの講演会が20日、
あんさんぶる荻窪で開催され、夫が参加しました。
「夫婦参加・託児希望」で申し込んだのですが、参加希望者が多かったようで、
講演のほうは夫だけ当選。
でも私は、講演後の、明橋さんを囲む座談会に、参加してきましたよ!
講演内容は、夫がまとめましたので、どうぞ!
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雨の日の休日にもかかわらず、お父さんが大勢参加しました。
「もうこの場に来てくださったことだけで、講演会の趣旨は達せられたと
いってもいいです。終わります」となごませて、始まりました。
「父親育児といっても何をすればいいのか」。
答えは明快。「父親も母親も一緒です」。
“子育て支援本”の出版前のモニターでは、夫を、妻のサポートとして
位置づけたことに厳しい指摘があって、書き換えたそうです。
子育ては2人でするものであって、父親は子育てを「手伝う」ものではないと。
現在の子どもをめぐる様々な問題の根っこ、育児から教育、犯罪まですべては、
子ども自身の「自己評価(自己肯定感)の極端な低さ」だと指摘します。
自己評価とは、自分を「大切な人間」「必要な存在」「生きていていいんだ」という感情のこと。
0歳から3歳にかけて形成されます。
抱っこ、よしよし、おっぱいなど、生まれてきてよかったねと感じさせる
ことだといいます。
「『自己評価』がなぜ低くなるのか」。
放任やネグレクト、暴力などの虐待、そしていじめが大きいということです。
あるいは、離婚や借金苦などにより、親の愛情が感じられない、親子で
過ごす時間が少ないといったことも要因になります。
子どもの心の成長は、依存と自立の間をいったりきたりしながら成長する。
例えば2,3歳になると「いやだ」「自分でする」がはじまる。そして
出来ないといっては泣き出す。依存とは甘えであり、従順だ。
安心だがやがて不自由だと感じ、自立したいという意欲がわく。
自立とは反抗であり、攻撃だ。自由だが、逆に不安になる。
こうした感情をいったりきたりしながら、成長していくという。
この際、子どものペースで行ったりきたりすることが大切。
甘えられるとつい、「もう小学生でしょう」とか「お姉さんでしょう」と
突き放し、逆に自分でやらせれば、「違うだろう」「こうやりなさい」と
否定したり抑圧したりしまう。これじゃあいけないんですね。
愛情を持って育てるとは、「甘えさせること」、そして「卵を持つように
ほどよい力で支えること」が重要だ。
具体的な対応としては
@小さいときにはスキンシップ、抱っこ
A子どもの話をよく効いてやり、頑張りを認めてやる
→子「くやしかった」・・・今度頑張れ×、くやしかったな○
子「おこられた」・・・お前が悪い×、そうかこわかったのか○。
B「ありがとう」 子どもが大人から言ってほしい言葉
が大切です。
子育てをめぐっては、夫婦の喧嘩も絶えませんが、
「お父さんが育児をすると、子どもの自己評価が高まり、夫婦の愛が深まる」とのこと。
なんか他人事になってしまいましたが、そういうことです。
夫にとって会話とは、用件を伝えることに終始することが多い。
しかし妻にとっては、自分の気持ちを吐き出したいという気持ちがある。
→夫「結論は何?」×、「それで俺はどうすればいいの?」×
「大変だな」○、「よくやってくれたね」○
このような内容でした。
講演は、非常にわかりやすく、そうだそうだと思いながら終わりました。
しかし、いざ実践となると、これがなかなかうまくいきませんね。
我が家に帰ると、いつもの日常が繰り広げられるのでした。
(講演まとめ終わり)
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その後の座談会は、保育士、保健士、団体運営など、
さまざまな形で子育て分野に取り組む方たちが、明橋さんを囲んで
交流しました。
ある分野で活動していても、同じような活動をしたり似たような思いを持ちながら、
気づかないまま横のつながりができないことも少なくありません。
今回のような交流の場には、今後も、大小問わず参加していきたいと思います。
座談会での明橋さんの「子どもが生まれながらに持っている気質などは、
“育て方”によってそうそう大きく変わるものではない」というお話は、
私も個性それぞれの4人の子達と日々接しながら、感じることもでも
ありました。
ついつい口うるさく言ってしまうことは日常茶飯事だけど、
子どもって、親がやらせよう、教えよう、とすると結構そのとおりになんかは
動かない。。。
子どもの興味ややる気をほどよい距離で見守るのが子育てなのかもしれないけど、
でも、実際の日常は。。。
ミーハーな私は、つい一緒に写真を
撮ってもらってしまいましたが、
穏やかな笑顔で収まってくださり、
ありがとうございました。