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長女が通う幼稚園で在園児の保護者を対象に、東京消防庁の方による救命処置講習会が開かれました。
内容は、人工呼吸・心臓マッサージの方法、AED(自動体外式除細動器)の使い方。
講習内容の、一般の人が行える処置の流れは、東京消防庁のこちらのページをご覧ください。
私も今まで、同様の講習会を、子育て支援者向け研修・母親サークルでの講習会などで何度か受けたことがありますが、実際にこのような場面に会うことはなく、一度理解したつもりでも忘れがちなものです。
AEDは、2004年夏から、医師・看護師・救急救命士などだけでなく、一般の人たちも使えるようになり、学校や公共施設などに広く置かれるようになったそうで、確かに色々なところで見かけますよね。
満1歳以上の患者に使うことができます。
電源を入れると機械が音声で使用方法を1つ1つ説明してくれ、「倒れているこの人に、AEDによる電気ショックが必要か!?」も、機械が判断してくれるようになっているのですが、そこに至るまでの電極パッドの張り方などを教わりました。
119番をかけてから、救急車が到着するまでの平均所要時間は6分前後。
その間に、周りにいる人が緊急処置ができるかどうかで、救命率50%以上を確保できるかを大きく左右するのだそうです。
保護者の皆さんからの質問に対し、「交通事故など、首の骨の損傷などの可能性がある場合は、患者を極力動かさず、その場で処置するべき」「AED使用に際して、患者がネックレスなどをしている際は、はずすか、はずせない場合はなるべく心臓から遠ざける」などのお話もありました。
また、AEDの電極パッドは、心臓を挟む位置に張るので心臓の上下が基本ですが、胸と背中に張っても大丈夫とのことでした。
また人工呼吸に関しては、身内以外でどのような病気を抱えているかなどがわからない場合は、感染の可能性も否定できないため、やらなくても大丈夫とのこと。
心臓マッサージだけでも十分な効果があるそうです。
保護者の講習中、子どもたちは消防車を見学したようです。
消防車の価格は、子どもたちから「298円!」「2000円!」などの声が上がったそうですが、なんと乗用車1台200万円としたら、40台買える値だと
「それだけ人の命をあずかっているということですね」という幼稚園の先生の言葉には、皆さん、うなずいていました。
幼稚園でも、AEDを設置予定だそうです。
講習と実際の現場は、もちろん状況がかけ離れていますし、このような事態が起きないのが望ましいことですが、倒れている人を見かけたら駆け寄り、周囲の人の協力を求める勇気のきっかけになる講習ではないかと思いました。