2011年07月20日

【報告】7/10(日)「家族で考えよう 子どもたちの世代のエネルギーのこと 原発のこと」

★「絵本とともだち」(参加費無料・申込み不要)★
★7/24(日)リズムdeスキンシップ遊び参加者募集★
★7~9月の親子リトミック(ヨチヨチ歩きの1歳代〜)参加者募集★
★7~8月のベビーマッサージ参加者募集★



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このほど、杉並区において、お子さん連れOKの、
「家族で考えよう 子どもたちの世代のエネルギーのこと 原発のこと」
と題する講演会を企画、開催しました。


7/10(日)午前、会場の永福和泉地域区民センターに集まった方々は、ご夫婦とお子さん連れのほか、
お母さんがお子さん2人〜3人を連れてという方もいました。
そしてお子さんの年齢も0才の赤ちゃん〜小学生までと、様々でした。



講師は、福島第一原発が建つ地元に40年以上暮らしてきた石丸小四郎さん(68)。
一貫して、原発に依存するエネルギー政策や地域振興のあり方に疑問を投げかけ、憂慮してこられた方です。
石丸さんには、今回の原発事故が起きたことによる福島の現状を中心に、もしもひとたび事故が起きたら...
という可能性がゼロでない中で、地元が、自分たちが住む地域が使うのではなく首都圏に送るための
電気を作る原発を、なぜ受け入れてきたのかということなどを、お話しいただきました。


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今後、原発を、「増やすのか」「現状を維持するのか」「減らすのか」「完全になくすのか」ということに関しては、
専門家や政治にかかわる人たちのみならず、一般の人たちの間でも色々な意見があります。
しかし、私がこの世に生きてきた40年余りの中だけでも、4度も世界を震撼させる原子力事故が起きました。


私は、初めての子育ての始まりの時期を、福島で過ごしました。
福島で、その時期を過ごせたことを、誇りに思っています。
でもその土地は、今、子どもたちが屋外でのびのび遊ぶことができず、乳幼児を抱えるご家庭が
家の中に極力こもり、あの、私たち家族も大好きだった美しい空と空気に包まれた土地が、
普通に過ごすことができない土地に変わってしまいました。
地域の産業も、計り知れないダメージを受けてしまいました。


原発から距離がある東京でも、収束の兆しが見えない事故後の状況の中、特に子どもへの影響に
大きな心配をかかえる人が多くいます。
私もそうです。
そして、国や東電や自治体の「大丈夫」の類の発表を見るたびに、大丈夫でない土地の人々のことを思います。


講演会参加者の方々からは、

「子を持った母として、今までの暮らしの大切さを痛感しました」

「今までは漠然と、原発はこわいという意識でしたが、本当に、どうしてこんなに恐ろしいものを
取り入れてしまったのでしょうか」

「事故が巨大すぎて、何が自分にできるのかわからない状態ですが、知識を増やし、関心を
持ち続けられるようにしたいです」

「国も東電も許せないと考えていましたが、無知な自分たちが一番悪いことを知ったからには、
今回の事故を受けて考え、どう選択するか、考えていきたいと思います」

などの感想が寄せられました。



秋田に避難拠点をおきながらも、福島の現場を見続け、東北を中心にあちこちで活動する多忙な石丸さんが、
杉並の小さな会に足を運んでくださったことに感謝します。

“今後”の世の中がどのようになっていくのかは、わからないけれど、今回の講演会の間、参加した方々が、
“原発”はもちろん“福島の今”に思いを馳せてくれたことに感謝します。

そのような機会をみんなで作っていきたいです。


最後になりましたが、会の趣旨に賛同し、ご協賛くださった、
ネットワークBaby-Zoo様、Her​atWill様、てぃだてぃだ様、
見守り保育を担当してくださった、
「親子リトミック スマイル♪」の羽賀様、「子育て支援 はぴふる」の村松様、
ファミリーサポート協力会員さん、私の高校時代の友人に、
心よりお礼申し上げます。

                       こそだてponte 千葉美奈子













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