2010年10月01日

子どもたちに会いたくなりました〜青木悦氏・「思春期の子どもたち〜ホンネが言えないのはなぜ〜」〜

我が家の小学生組は3年生男と1年生女で、まだまだ思春期の時期まで
しばらくあるけれど、 その前の段階に確実にいるんだな、と感じることが
日々の中でよくあります。

そんな中
「思春期の子どもたち〜ホンネが言えないのはなぜ〜」
と題する講演会が高井戸地域区民センターで行われることを知り、
早速申し込んで行ってきました。

講師は、教育ジャーナリストの青木悦さんという方で、初めてお話を聴く方。
1964年生まれと書いてあったので、割と近い世代の先輩お母さん
という感じかと思っていたら、会場に入ってきたのは、60代?と思われる女性。
実際は1946年生まれとのこと。
下2ケタ入れ替わっちゃたんですね。

青木さんのお話で心に残った部分をいくつか。

▼親から見て、
口答えする、反抗する、兄弟げんかが増えるなど
「なんか、もっと小さいころの方がいい子だったな」
と思い始める時期、子どもは、親が無意識のうちに描いている
「私の理想の子ども」という役を下りようとしている。

その時期がきて、子どもは大きく成長することができる。
その時期が早く来るのは、むしろよいこと。

子どもの育ちの中で、同時には育っていくことのできない能力というものがある。
活発なタイプの子は、じっくり落ち着いて物事に取り組むのが苦手かもしれない。
じっくり考える子は、納得いかないことにもよく気づき、なんでも
素直に聞かないかもしれない。
何でも積極的な子は、自分のことを優先にしてしまいがちなこともあるかもしれない。

▼「友だち」とはどういう関係をもって言うのか。
常に人づきあいがうまい人もいれば、今だけうまい人、先に行ってから
うまくいく人もいる。

子どもは親が思う以上に、他者との関係を自分なりに色々考えている。
「友だちできた?」と親が気にしすぎるのは、あまり意味がない。

子どもは人生の伴走者。育てるのではなく、一緒に生きてくださいね。



親が「なんか扱いにくくなってきたな」と感じ始めた時、
子どもは、自分の力で生きていくために、伸び始めているんだな。
と思ったら、うまく表現できないのですが、嬉しさのような、
ホッとしたような、自分がふがいないようなゴチャゴチャした
気持ちがわき出てきて、目の奥が熱くなってしまいました
となりのお母さんの膝の上には、ボタッと音を立てて涙が落ちていましたよ。

同時に育つことのできない能力、という部分は、大人にも共通することかなと。
“短所”と“長所”相互に替わりうるものですもんね。

それにしても、誰もが分かっているはずのことを訥々と語りかける
青木さんのお話が、なんでこんなにも胸の中にしみこんでくるんだろう、
と帰る途中、帰ってからもずっと考えました。

多分、青木さんは、知識やセオリーを提示して
「親はこうあるべき」
と“教える”という雰囲気ではないからなのかなと。
自らもかつて子育てに奮闘し、教育現場や子どもの育ちに関わる多くの
「なぜ?どうして?」を、実際にたくさんの子どもたちの中に入っていって
話を聞く経験を積み重ねられてきたからなのかな?
と思いました。

会場には、私より大きい子がいると見られるお母さんたちがいっぱい。
みんな真剣に話を聞き、質問もたくさん出ました。
「大丈夫よ」「あんまり気にするようなことじゃないわよ」
とさらりと質問を受け止めた後で、
親と子どもの両方の気持ちに寄り添い、1つ1つの質問に丁寧にこたえる
青木さんの姿には、人間として、親として、子どもにかかわる立場の人として、
などなど色々なジャンルを超えたキャリアを感じました。



今1年生の長女が生まれた後ぐらいかな、
子どもって、自分が産んだ存在というよりも、
ものすごい縁で自分の人生の中で出会うことができた、
大切な仲間達、と思うようになりました。

「育てるのではなく、一緒に生きてください」
という青木さんのお話を聞いて
その気持ちをあらためて思い出しました。

お話を聞いていたら、子どもたちに無性に会いたくなったんですよ。
「ためになったな〜」「面白かったな〜」という話を聞くことは多くても
それよりもまず、「なんだか子どもたちに無性に会いたい」
と思ったのは初めてかもしれません。

いい1日でした。

ところで、お母さんたちから出たいろんな質問を聞いていたら、
思春期って、なかなか手ごわそうです。
(自分もてごわかったっけ?)
うちの子たち、みんな似たり寄ったりの時期に「思春期」になりそうだし。。。
そう考えると、ちょっと不安もあるけれど、起きていない何かを心配することは
不毛なので、今の子どもたちとのコミュニケーションを楽しみながら
味わいたいと思います。


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