2010年09月10日

〜発達障害についてDVD」に対する座談会に参加しました。〜

「うちの子、ほかの子に比べると、色々なことができるようになるのがちょっと遅い?
大丈夫かな」
「よく一緒に遊んでいる○○ちゃん、ものすごく個性が強くてほかの子と
ちょっと違う雰囲気?」


子育てをし、自分の子以外とも交流する機会を持つ中で、
こんなことを感じること、あるかもしれません。
大抵は、その子その子の発達における、自分なりのペースや成長とともに
気にならなくなっていく、個性であることが多いものですが、その中には、
早い時期に発見して注意深く見守ったり、適切な対応をしたほうが
周りの環境になじめるようになったりするタイプの、“発達障害”が隠れている
場合もあるそうです。

そんな時、普段お子さんを見守っているお母さん・お父さんや、
子育てを通して交流する他のお母さんたちや、
子育て支援にかかわる専門家の人たちが、発達障害について
少しでも概要を見聞きする機会を持っていたら。
当事者の親の立場だったら、「なんか違う感じ?」と漠然と悩むのではなく、
専門機関に早くに相談したり、見守る周りの人たちも、何かできることがあるのでは?

そんな趣旨のもと、医学や看護、健康に関する情報についての
ネット上の情報サイトや、DVDなどの映像資料を作成している
「医学映像教育センター」(杉並区上高井戸)による、自閉症や学習障害などの
子どもに関するDVDを、子育て中だったり、育児サークルの運営にかかわるなどで、
「子どもと親」の当事者・関わる立場の人たちが意見交換する座談会が、
9/2(木)、同社で行われました。

同社と、参加メンバーのかけ橋をしてくださったのは、子育て情報の発信や、
育児サークル・団体の支援などを行う会社「リトル・ママ」(港区東新橋)
さん。

座談会に先だって見させていただいたDVDの主な内容は、
「一般的な赤ちゃんの発達段階の様子」
「学習障害のお子さんの特徴」
「(運動や感情面の発達が遅れがちな)ダウン症の赤ちゃん向けの運動や、
マッサージなどのプログラム」など。


図やイラスト・症例などを入れながら、それぞれの障害の基本的な特徴について
説明されていて、「専門家や、その分野を勉強したい人向けの“教材”」として
とても分かりやすいものでした。

参加者からは、
「まず、知ることが大事。そこから、理解していこうという思いにつながれば」
「当事者だけでなく、様々な子育て中の方に知ってもらう一歩にするために、
子育て中の方のほとんどが参加する乳幼児健診や、多くの親子が集まる、
児童館などでの上映が、1つのきっかけになるのではないか」
などの意見が出ました。

一方で、内容が専門家向けで、難しい用語による説明となっているため、
「子育て中の人たちの中で広く共有するには、もっとなじみやすい
言葉での説明の方がよい」
「それぞれの障害がどのようなものか、という基本的知識についてまとめられているが、
当事者の方々の体験や、周りにどう接してほしいかという具体的な思いや、
子どもに気がかりな部分を感じた時に、気軽に相談できる受け皿機関の紹介などが
充実しているとよいのでは」
「単に上映するだけでなく、みんなで考えることができるためには、知識と経験を
持った専門家による司会が必要では」
などの意見が出ました。

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恐らく、座談会に参加したメンバーたち自身が子どもだったころに比べれば、
「障がいや色々なつまづき」をその子の個性ととらえみんなで見守っていこう、
という世の中の流れに、少しずつはなってきているのではないかと思うのです。
一方で、「発達の遅れ」と「他の子と違う強い個性」とは、
経験を十分に積んだ専門家の方でも、
初期段階では診断に迷うこともあるのではないか。
そんな中、あいまいな形で発達障害についての知識が広まると、
「あの子、こんな風だから、○○の障害じゃない?」
などの表面的な見方で、当事者の方々を傷つけてしまうケースもあるのではないかと。

でもやはり、座談会メンバーみんなの思いは
「まず、知らなければ始まらない」
というところに戻りました。

進行役を担当してくださった、リトル・ママの担当者さんがおっしゃっていたように
「何か1つの答えが出るようなものではない」
と痛切に感じます。

「子どもを産むという経験をしたことで、色々なタイプの子がみんなかわいい、
理解したいと思うようになった」
「少しでも、見聞きしたことのある知識があれば、他人のお子さんのケースでも、
理解して協力したいという思いにつながるのでは」
という趣旨の、他の参加者さんたちの発言が、心に残りました。

今回の企画をしてくださった、医学映像教育センターとリトル・ママの担当者の皆さま、
ありがとうございました。
すぐに自分に何ができるという立場ではないですが、またこのような機会がありましたら
参加させていただき、たくさんの意見を知りたいと思います。

▼DVDに関するお問い合わせは、医学映像教育センターまで。
http://www.igakueizou.co.jp/l-ma/





posted by ponte at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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